Céline(セリーヌ)の新ディレクターに就任した、エディ・スリマン(Hedi Slimane)による新生「CELINE」の2シーズン目となる2019-20秋冬コレクションがついに発表。2019年1月20日(日)(現地時間)に開催されたランウェイではメンズ全66ルックが登場。今回も変わることのないエディワールドが展開。もちろんSNSでは話題騒然。全66ルック&コレクション動画そしてSNSまとめです。
目次
Hedi Slimane named Artistic, Creative and Image Director of CÉLINE
エディ・スリマン(Hedi Slimane)とは?
1968年7月5日生まれでフランス出身のファッションデザイナー。
パリ政治学院を卒業後、エコール・ド・ルーブル(ルーブル美術学校)で美術と歴史を学んだ後、ファッションデザイナーとしての服作りは独学で学んだという自身のキャリアは美術がバックボーンとなっている経歴の持ち主。
その後「ジョゼ・レヴィ」でファッションディレクターを務めた後、ジャン・ジャック・ピカールの下でアシスタントを務めその才能を開花し、ついには1997年に、「イヴ・サンローラン・リヴ・ゴーシュ・オム」のディレクターに就任した。
そのイヴ・サンローランでファッション業界から一躍脚光を浴び”エディ・スリマン”の名が世界に知れ渡ることに。そして2001年からご存じの「ディオール・オム(DIOR HOMME)のデザイナーとして世のファッショニスタを魅了していくこととなる。
そして2018年、Céline(セリーヌ)の新ディレクターに就任。2018年9月28日(現地時間)2019年春夏パリコレクションでエディ・スリマンによる新生セリーヌが誕生。ブランドロゴも「CELINE」へ改められた。
そして2018年9月28日(現地時間)、待望となるエディ・スリマンによる新生セリーヌ。2019年春夏パリコレクションが開催されました。
2019年春夏パリコレクション ランウェイ動画
復活したエディのコレクションは変わることのない一貫して「少年性」と「ロック」がテーマ。細く長身のモデルがボトムスの前ポケットに両手を突っ込み少し前かがみの姿勢でランウェイする姿はサンローランから引き継がれている。
メンズに見られるデザインはサンローランの2015/2016年秋冬コレクションのテイストにディオールオム時代のテイストが散りばめられたそんな印象だった。
2019-20秋冬パリコレクション ランウェイ動画
パテントやレザー、そしてレオパードがあしらわれたクリーパーに10ホール前後のロングブーツを足元に、ザ・ジャム (The Jam) や、ザ・フー(The Who)のような髪型にカットされたモデルがモッズ・スカファッションに身を包んだそれは、2014–15秋冬メンズ – サンローラン(SAINT LAURENT)を彷彿させるコレクションだった。そして、それでいて英国紳士を思わせるスタイルはセリーヌに相応しいエレガントさを合わせ持っていた。
ただ細くタイト一辺倒だったそれまでとは打って変わり、肩がはった肩幅の広いトップスに、よりハイウェストでクロップド丈でカットされたボトムスはゆとりがあるシルエットだったりと、非常に面白いシルエットに挑戦してきたのが印象に残るコレクションでした。
2019-20秋冬パリコレクション 全66ルック
SNS(Instagram・Twitter)まとめ
ショーのラスト、モデル全員でのランウェイでは伝説的なミュージシャン、ジェームス・チャンス(JAMES CHANCE)の生演奏をバックに行われた。
ツイッター ツイート 賛成派(肯定派)
めちゃんこかっこよいやないか!!エディスリマンに会えたかな… pic.twitter.com/XyxyIWfJWN
— ヒョイ (@hyukohsenn) 2019年1月21日
それはセリーヌじゃなくエディスリマンなんだけどCÉLINEである。
デザイナー交代劇に慣れてしまった私たちは飽きるほどにこの手のパターンを経験したけれど、ファンにとっては旧友にばったり街で再会したような、そんな感じなんだろう。 https://t.co/NpO57hKBBx
— 田中 常丸 (@tokimarutanaka) 2019年1月22日
Celine 2019AW え、変わらないはずのエディが変わった。ロック色が弱まりスキニーでもなく、クラシックが濃くなる。80年代とミニマリズムが融合して、シルエットの野暮ったさで現代を表現。今の時代、完璧に美しいシルエットよりも、野暮ったいシルエットが時代の気分でクール。いいよ、これ。 pic.twitter.com/v49wMK9KRR
— Shigeaki Arai (@mistertailer) 2019年1月20日
2019 セリーヌ メンズ!
2シーズン目のエディ・スリマンのセリーヌメンズは相変わらずエディスタイルだけど、ゆるシルエットやトラッド要素が加わってエディファンだけじゃなく、僕ら一般人でも着れそうなアイテムが。まあ、買えないけどねww
さすがエディなのか、さすがLVMHなのか… pic.twitter.com/B14uye7rV1— PREPPY (@Mark20130309) 2019年1月21日
セリーヌ。
期待どおりのコレでした😴 pic.twitter.com/gT7BCQzmmu— ハンプティダンプティ (@hampti_dampti) 2019年1月20日
学ラン?眠いの頑張ってみたけど会場はロマンチックでダークな雰囲気でよかった✨ただエディ叩かれすぎだから支持したいけど、なんでセリーヌなんだろ、、、、、 #celine pic.twitter.com/rM6VHX9c7K
— emy (@wangwangny) 2019年1月20日
全部見ました。ぶれないエディ健在。SAINT LAURENT 15FWのイメージかな。マフラーとかそのまま使えそうだし笑。
エディがコートで出て来たのが珍しい。#celine #celinebyhedislimane #hedislimane #19fw #セリーヌ #セリーヌバイエディスリマン #エディスリマン pic.twitter.com/1q6FAj38pC— JOKER (@JOKER_0501) 2019年1月20日
CELINE fw19
以前よりさらにゆとりのあるシルエットになったようなセリーヌ。エディにしてはゆったりめなのでは、、? pic.twitter.com/yBRhxqFOSZ— ☁️ (@Zero_0_Gravity) 2019年1月21日
エディCelineこのあたりのルック最高。
意外とルーズなシルエット多いな。 pic.twitter.com/oYn9wH8EYd— コジマヒトミ (@irojiro_tenpa) 2019年1月20日
今季のCÉLINEかっこいい!好き!推しに着て欲しい! pic.twitter.com/0Pd2jhKOdS
— 🇯🇵のマーナです (@m_topcoat) 2019年1月22日
セリーヌがジェイムスチャンスを広告モデルとして起用したみたい。
エディスリマンとかNYパンクとか、大学時代な感じがエモいけど、そういったものから遠く離れた場所で1人ぼっちで菓子パン食べてた青春でした。 pic.twitter.com/m2I4VSJcnu— うちもと (@UTUMOTO) 2019年1月21日
セリーヌのメンズ、あぁエディスリマンのやりたいこととセリーヌのイメージの間とったみたいな感じだなぁとか思いつつ、TL見てると評価高いみたいですね👀
— Tetsuya Hagiyama (@Hagy_e) 2019年1月21日
エディスリマン好きになりそう、ちがう?笑https://t.co/yPw1ymDSV5
— RGB(映画ブログ制作中) (@rgbI_) 2019年1月15日
エディ
やっぱりすごい、、
カッコよすぎるわ、、どんだけライターにボロカスに
批判されようが
自分のやり方、美学を貫いて
つべこべ難しい事言わず
シンプルにカッコよさで勝負してる#エディスリマン https://t.co/3NvzJDS666— ハルマ タカミツ (@redroostar) 2019年1月22日
今エディスリマンを叩いてる人ほどかつて熱狂的エディスリマン厨だった人な気がする(一番中二病を叩くのは、ついこの前まで中二病だった人だから
— SUKEBENINGEN (@sukebeningen) 2019年1月22日
エディスリマンがシルエットを変えてきたその理由に涙が止まらない
— 店舗 (@shoten_gai) 2019年1月21日
エディスリマンのエディスリマンっぷりはそれはもうエディスリマン
— tyompei (@tyompei) 2019年1月21日
アレッサンドロミケーレ
エディスリマン
ほんとかっこいいわー❤️
デザイナー次第だわー。— ぱーる (@pearlpearlyo) 2019年1月21日
エディスリマンがデザインする服かっこよすぎて常に欲しい。
痩せよ。。— akr (@akr31942288) 2019年1月21日
ツイッター ツイート 反対派(否定派)
エディが変わったみたいに言われてるけど、今回のCELINEみたいなのはSAINT LAURENT2014A/Wでもうやってるから結局焼き直しでしかない。https://t.co/Wmfagbvv6p
①②SAINT LAURENT 2014A/W
③④CELINE 2019A/W pic.twitter.com/TwXYcav9RZ— 八月 (@8th_month) 2019年1月21日
エディスリマンは引き出しが少ないので、サンローランの頃と変わらないデザインとサイズ感で来ると思います。
逆に言えば、何着か持ってたら買い直す必要無いのでコスパは良いです笑笑
— Hiro@歯科医師/サーファー/2児の父 (@surf_dentist) 2019年1月20日
エディスリマンのセリーヌはもはや話題にも然程上がらないし時代が流れている事を肌で感じる。
— 金と愛 (@seiyamjgirly) 2019年1月21日
エディスリマンとかそのブランド全部食いつぶして行くやんw
自分の名前でコレクションやれよ— 株ノ蔵 (@kabunokura) 2019年1月21日
前回2019春夏のファーストコレクションでは真っ二つに割れ半々だった肯定派と否定派。共通するワードは「変わる事がない」というそのコレクションを肯定的に捉えるか否かでした。
それが今回2019-20秋冬では過半数が肯定派となり否定派がほとんど見受けられなかったように思えます。エディスリマンのブレないロックファッションに対する愛とそのスタイルは確立したスタイルであるとともに、剛腕とも言えるエディのファッションはどんなに時代が変化しようとも変わらずカッコイイ。そして変わらない変わらないとは言いつつもちゃんとその時代ごと着実にアップデートしているように思います。
それはまさに時代が求める稀代の天才カリスマデザイナー、ファッションの歴史的人物だからこそ、なせる業でしょう。
ディオールオムのときにファッションシーンの価値観を変えてしまうほどの衝撃をもたらし、それはサンローランからセリーヌへ移り変わっても変わる事なく受け継がれるエディスリマン伝統のスタイル。
その伝統のスタイルはいつの時代でも誰が着てもカッコいい。これ以上ない最高級のロックファッション。それがエディスリマンが作り上げるファッションだと今も確信しています。
エディ・スリマン(Hedi Slimane, 1968年7月5日 – )
略歴
フランス・パリにおいて、チュニジア系の父親とイタリア系の母親との間に生まれた[3]。
- 1988年 – パリ政治学院を卒業後、エコール・ド・ルーブル(ルーブル美術学校)で美術と歴史を学ぶ。
- 1990年~1997年 – ジョゼ・レヴィのメゾンやジャン・ジャック・ピカールの元で働く。
- 1997年 – イヴ・サンローラン・リヴ・ゴーシュ・オムのディレクターに就任。
- 2000年 – クリスチャン・ディオールに招かれ、ディオール・オムのディレクターに就任。
- 2007年 – 2007-2008 A/Wコレクションを最後にディオール・オムのクリエイティブ・ディレクターを退任。後任にはスリマンの元アシスタント、クリス・ヴァン・アッシュが就任。
- 2012年 – 3月7日、イヴ・サンローランのクリエイティブ・ディレクター就任を発表。今回は、メンズ・ウィメンズの全コレクションを統括する。ブランド名を「サン・ローラン・パリ」(サン・ローラン)とし、ネームロゴも一新した。
- 2016年 – 4月1日、サン・ローラン・パリのデザイナーを退任。
- 2019年春夏より、セリーヌのチーフデザイナーに就任。
出典:Wikipedia