プラスチックの表面では3日間生存する新型コロナウイルスがスーパーマーケットで販売しているパンや総菜の外袋に付着していると感染する恐れがあります。僅かな可能性だとしても念のため対応するに越したことはありません。持ち帰ったら保存袋へ移し替えましょう。その入れ替え・やり方を解説します。
食品のプラスチック製外袋から保存袋へ入れ替えましょう
新型コロナウイル感染症“COVID-19”の発症原因となる新型コロナウイルス“SARS-CoV2”は、空気中で3時間、銅の表面で4時間、ボール紙(段ボール含む)の表面で24時間、そしてプラスチックやステンレスの表面では最長3日間も生存することがわかっています。またスマホも同様にスマホ表面では3日間生存します。
さらにマスクにウイルスが付着した場合、マスクの表側では7日間、口側である裏側では4日間もの生存が発表されました。
スーパーマーケットで売られている菓子パンや総菜などの外袋はほとんどがプラスチック製です。よって万が一、コロナウイルスの保菌者が食品の近くを通過したり直接手に取ったりすれば必然、表面に付着したウイルスによって感染する危険性を秘めています。
直接口に入る食品だけに僅かな感染の可能性も無くすに越したことはありません。食品類を購入して持ち帰ったら、すぐ保存袋へ入れ替えておくことを推奨します。
保存袋はダイソーなどで売っている”食品用の調理袋”を用意しておきましょう。
この商品はもちろん日本製。冷蔵・冷凍から湯煎まで使える万能な保存袋なのでオススメですよ。
例えばスーパーで買ってきた食パン。外袋の表面は常に外気にさらされており、もしも新型コロナウイルス保菌者が接触したならば、直接口に入れる食品だけに感染してしまう危険性が非常に高いです。
付着の可能性を鑑みて念のため、使い捨てなどのビニール手袋で食品を開封します。
そして二人いるなら開封する係と、取り出す係で分担すれば理想的ですが一人で対応することのほうが多いでしょう。その場合はあらかじめビニール手袋で開封しておき、外袋の入り口が内側になるように”めくりあげて”から、あらためてビニール袋(外袋に接触した時点でビニール手袋も危険なため。)を外して食品を取り出しましょう。
このように外袋の外側に食品が接触しないように取り出すのが理想的です。
取り出したら保存袋に入れて保存しておきます。
ここまで入念にしておけばより感染するリスクが減らせます。
もちろん食パンだけでなく、総菜コーナーで売られている総菜も同様です。
あらかじめビニール手袋で開封しておいて下さい。
さきほど食パンは直接手で持って取り出しましたが、箸で取り出せるものならば箸で取り出したほうがより無難で理想的です。
保存袋へ入れ替えたら封をして保存しておきましょう。
そして食品が入っていた外袋はすぐゴミへ廃棄します。
買ってきた食品全ての入れ替えが終わったら、使用したビニール手袋も念のため、廃棄します。なるべく使いまわしたりしないほうが安全です。
まとめ
買ってきてすぐ食べるならば、ここまでの作業をする必要はありませんが、不要不急の外出は控えるなか、買い出しへ出かける回数も極力少なくするためには一度で買う量も買いだめする必要が出てきます。
そうなるとかなりの量の食品を保存することになりますから、こういった保存袋への入れ替え作業が必要になってきます。
買い出しで感染する危険性を減らすには他にも
- 購入する商品以外は極力手に取らない。買うものだけ手に取る。
- PayPayや、クレジットカードなど電子決済サービスを利用し、現金の取り扱いを極力減らす。(※現金に付着したウイルスは最長4日間生存します。)
- 買い物かごも出来る限り使用しない。持参できる買い物かごがあれば持参する。
など、出来ることから感染予防していきましょう。