エディ・スリマン(Hedi Slimane)によるCéline(セリーヌ)「CELINE」の4シーズン目となる2020-21年秋冬コレクションが、2020年2月28日(金)(現地時間)に発表。メンズとウィメンズ合同で展開されたショー合わせて全111ルックが登場。前回のテイストを引き継ぐスカモッズ・グラムロックにブーツカットが話題に!ウィメンズ56+メンズ55ルック&コレクション動画そしてSNSまとめ!
目次
Hedi Slimane named Artistic, Creative and Image Director of CÉLINE
エディ・スリマン(Hedi Slimane)とは?
1968年7月5日生まれでフランス出身のファッションデザイナー。
パリ政治学院を卒業後、エコール・ド・ルーブル(ルーブル美術学校)で美術と歴史を学んだ後、ファッションデザイナーとしての服作りは独学で学んだという自身のキャリアは美術がバックボーンとなっている経歴の持ち主。
その後「ジョゼ・レヴィ」でファッションディレクターを務めた後、ジャン・ジャック・ピカールの下でアシスタントを務めその才能を開花し、ついには1997年に、「イヴ・サンローラン・リヴ・ゴーシュ・オム」のディレクターに就任した。
そのイヴ・サンローランでファッション業界から一躍脚光を浴び”エディ・スリマン”の名が世界に知れ渡ることに。そして2001年からご存じの「ディオール・オム(DIOR HOMME)のデザイナーとして世のファッショニスタを魅了していくこととなる。
そして2018年、Céline(セリーヌ)の新ディレクターに就任。2018年9月28日(現地時間)2019年春夏パリコレクションでエディ・スリマンによる新生セリーヌが誕生。ブランドロゴも「CELINE」へ改められた。
そして2020年2月28日(金)(現地時間)、待望となるエディ・スリマンによる新生セリーヌ。2020-21年秋冬パリコレクションがメンズとウィメンズ合同でのショーが開催されました。
2020-21年秋冬パリコレクション ランウェイ動画
前回春夏のスタイルを継続するかたちで、秋冬コレクションとしてリデザインされた今シーズン。
同スタイルを2シーズン継続するサイクルで知られるエディスリマン。今季もデヴィッド・ボウイを彷彿とさせる70年~80年代のスカモッズに加えよりカジュアルに昇華されたグラムロックのスタイルが継続して展開。
前回のコレクションでメインボトムスとなったブーツカットデニム(ベルボトムジーンズ)はよりスタイリッシュにストレートに近いブーツカットへアップデートし、Dior Homme(ディオームオム) 05-06 AW グラムロック期以降、定番として定着しつつあるヒールブーツをより魅力的に引き立てるスタイルへ確立してきた。
今回もランウェイモデルがカットされた髪型は、ラモーンズ(Ramones)のメンバーへのオマージュとも捉えらるスタイルを彷彿させたもので、70年代~80年代ロックへのリスペクトが見て取れるルックが印象的だった。
コレクションの足元を飾るヒールブーツは、ブラック、シルバーのほかパイソン柄が登場。よりセクシーに、よりフェニミンにエディスリマンのアイデンティティーが表現されたコレクションと言えるでしょう。
またこれまでのアイコニックなテディジャケットやシングルのリブレザーブルゾンやダブルライダースなど、ファンには嬉しいアイテムが今季ももちろんアップデートし継続されていて、限りなくリアルクローズに近いクチュールコレクションがハイメゾンで展開された往年のエディファンも頷くコレクションだったことでしょう。
2020-21秋冬パリコレクション 全111ルック(WOMEN56+MEN55)
SNS(Twitter)まとめ
最高です🤣🙏🏻笑 https://t.co/IB4yGd3GK2
— Takanori Iwata (@T_IWATA_EX_3JSB) March 2, 2020
Celineの香りは残したまま、Hedi Slimaneになった。
Saint LaurentのVaccarello感が強くなった今、Hedi好きとしては、嬉しいコレクション。
もっとジェンダーレスでもいいんだけも。Celine – Fall 2020 Ready-to-Wearhttps://t.co/AGWqpiK2Z4 pic.twitter.com/f5ven7vZkd
— M (@accessM10) February 29, 2020
Celine セリーヌ
2020秋冬 Ready-to-Wear柳腰に纏うウェストコート
首元に揺蕩うボウタイ一瞬に見惚れる 装いのロマンス pic.twitter.com/D89NkR2Bjs
— もび (@m0bilis) February 29, 2020
CELINEのモデルさん同士仲良いのめっちゃ好きだし、クソかっこいい pic.twitter.com/XE8qY77HGB
— w (@__w_i__ll_) March 1, 2020
Celine 2020AW エディが新たなる境地として見せる懐古エレガンスは今回も健在。スレンダーなシルエットではあるが、エディ自身が見せていた00年代スキニーではなく、70年代のヒッピースタイルの細さに印象は近く、けれどヒッピーに染まってるわけではなく、フレンチカジュアルな印象も組み込む。 pic.twitter.com/xIGiXGN69d
— Shigeaki Arai (@mistertailer) February 29, 2020
Hedi SlimaneのCelineの2020FWは今季のトレンドにも合ったスキニー完全復活でこれまでまだ若干あった借り物感が消えてSlimaneのCelineの完全体がついに姿を現した印象。あまりにも自然にSlimaneでCelineで驚いた。 https://t.co/2MzqRIMNfN
— koso (@koso) February 29, 2020
THE MUSE OF CELINE AND THE FACE OF PRADA!
LALISA pic.twitter.com/q9KI72GGAS
— BLACKPINK IS THE REV (@laromeanna) March 3, 2020
エディ・スリマン(Hedi Slimane, 1968年7月5日 – )
略歴
フランス・パリにおいて、チュニジア系の父親とイタリア系の母親との間に生まれた[3]。
- 1988年 – パリ政治学院を卒業後、エコール・ド・ルーブル(ルーブル美術学校)で美術と歴史を学ぶ。
- 1990年~1997年 – ジョゼ・レヴィのメゾンやジャン・ジャック・ピカールの元で働く。
- 1997年 – イヴ・サンローラン・リヴ・ゴーシュ・オムのディレクターに就任。
- 2000年 – クリスチャン・ディオールに招かれ、ディオール・オムのディレクターに就任。
- 2007年 – 2007-2008 A/Wコレクションを最後にディオール・オムのクリエイティブ・ディレクターを退任。後任にはスリマンの元アシスタント、クリス・ヴァン・アッシュが就任。
- 2012年 – 3月7日、イヴ・サンローランのクリエイティブ・ディレクター就任を発表。今回は、メンズ・ウィメンズの全コレクションを統括する。ブランド名を「サン・ローラン・パリ」(サン・ローラン)とし、ネームロゴも一新した。
- 2016年 – 4月1日、サン・ローラン・パリのデザイナーを退任。
- 2019年春夏より、セリーヌのチーフデザイナーに就任。
出典:Wikipedia