Windows 10(ウィンドウズ テン)などのパソコンで電源ボタンを押しても電源は入るもののエラーメッセージ”PLEASE POWER DOWN AND CONNECT THE PCle POWER CABLE(S) FOR GRAPHICS CARD”が表示されBIOSすら起動しない場合の原因はグラフィックカード(グラボ)です。これで解消する可能性が高いと思われる解決方法を教えます!
PLEASE POWER DOWN AND CONNECT THE PCle POWER CABLE(S) FOR GRAPHICS CARD 対処方法
筆者はボタン電池の交換でも起動しませんでした。
パソコンの電源をつけて起動させようとしたとき、電源は入るしCPUのファンも回っている、電源ファンも回っているのに画面が真っ黒のままいつまでたっても起動しない。さらにグラフィックボードのファンもちゃんと回っている。
けれどHDDランプが点灯せずBIOSすら立ち上がらない。
画面にはエラーメッセージが。
PLEASE POWER DOWN AND CONNECT THE PCle POWER CABLE(S) FOR GRAPHICS CARD
直訳すると
電源を切り、グラフィックカード用のPCle電源ケーブルを接続してください。
つまり単純にグラフィックカード、グラボに供給される電力が足りてないから起動しないという事です。
もちろんグラボ自体が故障している事もあり得ますが、それよりも疑う原因を一つ一つ確認していけば無事、起動するケースが多いと思われます。
- グラボが挿してある「PCI Express」から外れかかってる。
- グラボと「PCI Express」を繋ぐケーブルが何らかの理由で断線してしまった。
- 補助電源が必要なグラボの補助電源ケーブルが抜けている。
- グラボと補助電源(6ピンもしくは8ピン)を繋ぐケーブルが何らかの理由で断線してしまった。
毎日使っているパソコンの、しかも内部のケーブルが断線してしまう可能性はおそらく低いでしょう。
やっぱりあり得るのが、1の「グラボが挿してある「PCI Express」から外れかかってる。」
もしくは3の「補助電源が必要なグラボの補助電源ケーブルが抜けている。」でしょう。
筆者が今回のエラー表示に見舞われたのパソコン内を掃除するためにうっかりグラボの補助電源プラグを抜き、掃除が終わって電源プラグをはめるのをうっかり忘れてしまっていました(笑)
全てのグラボに補助電源があるわけではなく、消費電力が大きいモデルには6ピン、もしくは8ピンで挿す補助電源が必要です。
※これが正常なグラフィックカードの状態。
※補助電源ケーブルが抜けているグラボの状態。
「PCI Express」から外れかかってる場合もそうですが、このエラーをやらかすのはパソコン内部のパーツを掃除などでよく抜き差しする場合に多いと思います。
つまり原因はパーツの故障ではなく、単なる”うっかり”でしっかり挿してなかった。
もしくは挿すこと自体忘れていた。
という原因が事が大半だと思います。(私自身そうでしたから(笑))
このグラボの場合は補助電源は8ピンなので差し込むプラグは6ピン+2ピンです。
8ピンの補助電源へ差し込むために6ピン+2ピンをはめ込める状態に合わせてからしっかりはめ込んで下さい。
※8ピンの場合、故障の原因になりますので、くれぐれも6ピンだけ2ピンだけで挿した状態でパソコンを起動しないように注意して下さい。
グラボに補助電源のプラグをはめ込みました。
これでようやくパソコンが起動するハズです。
HDDランプ付きました。
グラボに必要電力が供給されたため無事パソコンが起動しましたね。
さいごに
今回ご紹介した方法はあくまで解決方法の一つです。
こういった症状で起動しない場合、まずは物理的な故障を疑うまえに落ち着いて冷静に一つ一つ対処してみる事です。
パソコンのコードやケース内の基盤を頻繁に抜き差しする方は、単なるうっかり電源コード抜いたことや筆者のようにグラボの補助電源を抜いたことを忘れはめ忘れているだけの「灯台下暗し」なことが本当に多いと思います。
なのでパソコンが、もしくはパソコンの内部パーツが故障したと嘆く前に、一度ひとつひとつ確認してみると良いでしょう。
筆者のようにそんなうっかり物忘れが原因で、実は簡単に復旧する可能性が高いと思いますよ(笑)
以上、
PLEASE POWER DOWN AND CONNECT THE PCle POWER CABLE(S) FOR GRAPHICS CARD 対処方法
でした。