BTOパソコンで評判の、DOSPARA(ドスパラ)ゲーミングPCの「GALLERIA(ガレリア)」(デスクトップ・タワー(KTケース)」を購入しての商品レビュー。スペックや仕様は購入時期やモデル、カスタマイズによって異なるのでガレリアのケース・概要の感想、レビューです。これから購入を検討している方はご参考下さい。
目次
BTPパソコンの「DOSPARA(ドスパラ)」
数あるBTOパソコンを扱うメーカーの中でも評判、人気のドスパラ。そのドスパラの中でもゲーミングPCに位置づけられるモデルがガレリア。
※BTOパソコンとは?
Build To Orderの略で、「受注生産」を意味する。自作パソコンと違い、一つ一つのパーツを買って組み立てるのではなく、スペックに合った適合パーツの中から好きなパーツをそれぞれ選びカスタマイズ出来る。選択したパーツは全て組みあがった状態で、OSの初期設定をする直前の状態で出荷される。
ドスパラ デスクトップPC モデル
ドスパラのデスクトップには様々な種類があり、用途ごとに専用ケースによるモデルが用意されています。
「GALLERIA」シリーズ(ガレリア)
PCゲームを快適にプレイできるよう、最新かつ高性能を重視したパーツ構成になっている。ハイスペックな仕様で低価格を実現している一番オススメのモデル。
「Monarch」シリーズ(モナーク)
拡張性に優れたタワー型を中心とするベーシックな基本構成で幅広い用途に対応した一般的なシリーズ。
「Magnate」シリーズ(マグネイト)
性能と拡張性、設置スペースのバランスがよい、ミニタワー型やスリム型を中心に展開するシリーズ。無駄を省いたビジネスやブロガーにもオススメなデスクトップ。
「raytrek」シリーズ(レイトレック)
マンガ・イラスト、映像、画像、動画、3DCGなどを主に扱うクリエイター向けシリーズ。ガレリア上位モデル並みのスペックで構成されているのが特徴。とは言えスペック構成はかなりガレリアと近いのでケースの好みでガレリアかレイトレックか好みが分かれるところ。
ガレリアを選んだ理由
ドスパラのデスクトップパソコンのモデルでもガレリアを選んだ理由は、やっぱりドスパラと言ったらガレリア!という単純な理由です(笑)
もちろんそれだけの理由ではなく筆者はかつては廃人と言っても差し支えないほどのオンラインゲーマーでしたがブログを始めてからはゲームは一切していません。
ならなぜゲーミングPCのガレリアなのか?というとBTOパソコンはあくまでスペック構成のみで特別な有料ソフトやフリーソフトは一切インストールされていません。
それぞれ用途ごとにどのメーカーでも様々なモデルが設定されていますが、あくまで違いはケースとスペックなどの仕様のみなのです。
ドスパラのモデルの中でまず、モナークは真っ先に除外。なぜならケースにSDカードスロットがないのが致命的な理由。USBを一か所使ってSDカードリーダーを外付けしたくないので一番に選択から外れました。
あとはクリエーターパソコンのレイトレックですが、同じスペックで構成してみたらレイトレックよりガレリアのほうが価格が1万以上安かったのです。これで迷うことなくガレリアを選択!となりました。
※あくまで購入したときの仕様での事で購入時期や選択するスペックにより変動します。
そしてもちろんガレリアのケースが好きだった!ってのも大きな理由の一つでしょう(笑)
GALLERIA デスクトップ モデル
さらにガレリアは、そのガレリアの中でもスペックごとにモデルが分かれていて…
Rシリーズ
気軽にゲームを始めたい方に(AMD Ryzen™下位モデルで構成)
AX/Aシリーズ
究極のコストパフォーマンス(AMD Ryzen™上位モデルで構成)
X/Mシリーズ
ゲーミングPCの定番シリーズ(インテル® Core™ i7 上位モデルで構成)
Zシリーズ
ワンランク上の性能を望むあなたへ(インテル® Core™ i9 ハイエンドモデルで構成)
その中で今回購入したモデルは「GALLERIA XT」をベースにカスタマイズしたものです。
カスタマイズした仕様は、パーツの販売時期によって異なりますが一応参考にカスタマイズした仕様をご紹介します。
※[カスタマイズ]が基本構成の仕様から変更した項目です。
モデル名 | GALLERIA XT |
スペック | |
OS | Windows 10 Home 64ビット |
オフィスソフト | [カスタマイズ] Microsoft(R) Office Personal 2019 (Word/Excel/Outlook) |
CPU | [カスタマイズ] インテル Core i7-9700K (3.60GHz-4.90GHz/8コア/8スレッド)《カスタマイズ特価中》 |
CPUファン | [カスタマイズ] Scythe 虎徹 MarkⅡ(SCKTT-2000) |
CPUグリス | [カスタマイズ] 高熱伝導率 ナノダイヤモンドグリス OC7(20nmの超微細 人工ナノダイヤモンドパウダー含有グリス) |
グラフィック機能 | NVIDIA GeForce GTX1660Ti 6GB |
電源 | 500W 静音電源 (80PLUS BRONZE) |
メモリ | 16GB DDR4 SDRAM(PC4-21300/8GBx2/2チャネル)《無料アップグレード中》 |
SSD | 512GB NVMe SSD (M.2 2280, 読込速度 3370MB/s, 書込速度 2030MB/s)《無料アップグレード中》 |
ハードディスク/SSD | [カスタマイズ] 4TB HDD |
パーティション分割 | パーティション分割無し |
ハードディスク(追加1) | 追加ハードディスク1台目 無し |
ハードディスク(追加2) | 追加ハードディスク2台目 無し |
光学ドライブ | [カスタマイズ] Blu-rayドライブ (BD-XL 対応) |
カードリーダー | SDカードリーダー[SD / Micro SD (SDXC対応)]付属 |
サウンド | マザーボード 標準 オンボードHDサウンド |
ケース | ガレリア専用 KTケース (ATX) |
フロントケースファン | 12cm 静音FAN |
リアケースファン | 12cm リア 静音ケースFAN |
トップケースファン前部 | トップケースファン前部なし |
トップケースファン後部 | 14cm 静音FAN (約900rpm) |
サイドケースファン上部 | サイドケースファン上なし |
サイドケースファン下部 | サイドケースファン下なし |
サイドパネル | 標準サイドバネル |
5インチオープンベイ | 5インチオープンベイ 追加なし |
3.5インチオープンベイ | 3.5インチオープンベイ 追加なし |
LAN | ギガビットLANポート x1 (マザーボードオンボード) |
IEEE1394 | IEEE1394 無し |
マザーボード | インテル B365 チップセット ATXマザーボード |
入出力ポート | 前面:USB3.0 x2 背面:USB2.0 x2 USB 3.1 Gen1 x4 |
追加オプション3 | 無し |
追加オプション4 | 無し |
分類 | デスクトップモデル |
オフィスソフトは、今まで使っていたOffice 2007の延長サポートも切れてしまっていて、ブログを書くためにも絶対必要なので、Microsoft(R) Office Personal 2019を選択。さすがにパワーポイントは不要なのでこれで十分。
CPUはブログでマルチタスクする上に、同時にマルチモニターで動画視聴もするためスペックが高いほど良いので、 Core i7-9700Kを選択。ちょうどこの増税直前にインテル Core i7-9700へ無料アップグレードが開始され9700Kへ+5,980円でカスタマイス特価があり迷わず選択しました。
CPUファンは入れ替え前のパソコン(CPU:Core i7-920)のファンが非常に大きな音を鳴らすようになってしまい頻繁に掃除してもすぐに音が大きくなってしまっていたため次に購入するときは冷却性能が良いものを考えていたので空冷で評価が高い「虎徹 MarkⅡ」一択でした。またCPUへの負担を軽くするため冷却効果た高いであろうCPUグリスは、高熱伝導率 ナノダイヤモンドグリスを選択しました。
グラボはハイエンドまでは必要ないので、中堅クラスで十分と考えNVIDIA GeForce GTX1660Ti 6GBを選択。
あとはレンタルDVDでブルーレイで視聴したいことと、テレビチューナーで録画したものをブルーレイで保存したかったので、Blu-rayドライブを選択したことくらいでしょうか。
GALLERIA(ガレリア)KTケース レビュー
それではさっそくガレリアのタワー(KTケース)のご紹介です。
ガレリアの正面。光学ドライブなどを搭載する、5インチオープンベイが5か所設定されています。
一番上のベイにはBlu-rayドライブ (BD-XL 対応)を選択し追加ベイは無し。
にしましたが…ここでちょっと後悔したのが、5インチオープンベイに追加できる「5インチベイ小物入れ(AINEX BB-03)を追加」すれば良かったな?と…
SDカードはもちろんのこと、WINDOWS10で作成する回復ドライブ用のUSBフラッシュメモリーなどを保管しておくのに別保管するよりパソコン内の空き空間を利用したほうが効率とともに保管した場所を忘れることもないので、これからカスタマイズする方は小物入れの追加をオススメします。もちろん追加せずとも「AINEX BB-03」はアマゾンなどで購入出来ますので必要なら後付けしましょう。
※2019/10/20
「AINEX BB-03」後付けしました。レビュー記事をぜひご覧下さい。
前面には、USB3.0 × 2、SDカードリーダー、マイク入力、スピーカー出力、リセットボタン、電源ボタンが配置。
SDカードリーダーは、表裏を逆に挿入するタイプなので、挿入する向きに注意して下さい。
前面のUSBは筆者はiPhoneの、Lightningケーブルに使ったりしてます。
フロント下部の特徴的なメッシュ形状。「日本刀の剣先」をイメージしてデザインされたと言われているサイドエッジのフォルム。
ケース右側。通気口が一か所設置。
ケース左側。通気口が二か所設置されています。この通気口の裏側にはそれぞれサイドケースファンをカスタマイズできるようになっています。
左側ケースパネル裏側。CPUをオーバークロックで動作させたり、ハイエンドモデルのグラボなどを搭載して高負荷するような使用環境の方はサイドケースファンを追加すると良いでしょう。
ケース上部。通気口が二か所あり、トップケースファン後部には14cm 静音FAN (約900rpm)がデフォルトで設定されています。12cm ブルーLED FAN (約1200rpm)へ変更することも可能なのでLEDファンを付けたいならカスタイマイズしましょう。
またトップケースファン前部は、基本構成ではファン無しなので、サイドケースファン同様に高負荷な使用環境する方は追加したほうが無難でしょう。
トップケースファンで可能なカスタマイズは…
- トップケースファン前部なし
- 12cm 静音FAN
- 14cm 静音FAN
- 山洋 12cm 静音FAN
- 12cm ブルーLED FAN
ケース背面。背面ポートには
PS2、USB2.0 × 2、USB3.1 × 4、LANポート、マイク入力、ライン入力、ライン出力
があります。
またディスプレイへ接続するためのディスプレイ端子がありますが、グラボ搭載の場合はグラボの背面ポートにある端子を使用するためマザーボード側の端子は使用しません。
よって画像のようにグラボ搭載モデルの場合は「使用しません」カバーが被せられており初心者にもわかりやすく配慮されているのも親切なポイント。
PCI Express スロット(PCIe)が計4か所空きがあります。
そのための拡張スロットが設置されています。それぞれネジ一つでカバーがされています。
ケース左側のカバーを外したところ。楽にカスタマイズが出来るように余裕のある空間となっています。
ケース左側のカバーを外したところ。HDDを取り外すことなく、SATAケーブルの取り外しが出来ます。
ネジが不要でつまむだけでワンタッチで取り外せるHDDのマウンタ機構と相まって、HDDの取り回しが非常に簡単で楽な良ポイント。
5インチベイの裏側。前述した5インチベイ小物入れを拡張するのがオススメ。
HDDなど搭載するための、3.5インチシャドウベイ。5か所もあり高い拡張性。
ネジが不要でワンタッチで取り外せるHDDのマウンタ機構。これがまたすごく楽ちんで便利。
背面に設置されたリアケースファン。基本構成は、12cm リア 静音ケースFANが搭載。
リアケースファンで可能なカスタマイズは
- 12cm リア 静音ケースFAN
- 山洋 12cm 静音FAN
- 12cm ブルーLED FAN (約1200rpm)
電源ユニットは、後部下側に設置。重量のある電源が他パーツへ負担がかからないように下に配置されているのも良ポイント。
マザーボードには、Intel B365チップセット ATXマザーボード。ASUS製マザー「PRIME B365-PLUS」が搭載されていました。
そしてこだわってカスタマイズしたCPUファンの「虎徹 MarkⅡ」ファンの音非常に静かでほとんど無音です。冷却効果もオーバークロックさせなければ十分すぎる性能。
またCPUファンは基本構成は、静音パックまんぞくコースとなっており、他にはScythe 虎徹 MarkⅡ(SCKTT-2000)、CPU水冷ユニット(120mm ラジエーター)が選択できます。
Core i9のハイエンドCPUなら別ですがCore i7なら個人的には虎徹 MarkⅡがオススメです。
合計16GBとなる、DDR4 SDRAM
PC4-21300/8GBが2枚差してある2チャンネル構成。
グラフィックボードは、NVIDIA GeForce GTX1660Ti 6GB
購入する時期によってもちろん型式は変動します。グラボのグレードは使用する環境に合わせて選びましょう。
ゲーム以外でも動画は全てグラボに依存します。ある程度スペックの高いものを選んでおくとより快適になります。
グラボ以外にPCI Express スロット(PCIe)の空きは、PCI Express x16が1か所、PCI Express x1が3か所。
ちなみに筆者は、PCI Express x1へ、前のパソコンで使用していたPIXELA(ピクセラ)の地デジダブルチューナーキャプチャボード「PIX
PCI Express スロットの増設カバーはネジ一つで止まっているので、外して増設したら、またネジで止めるだけです。余ったカバーは無くさないように保管しておきます。
SSD (Solid State Drive/ソリッドステートドライブ) は、PHISON 『内蔵用 NVMe規格 M.2 SSD (2280) 』 容量512GBが搭載されていました。
付属品その1
ガレリアの初期設定用マニュアルと、マザーボード関連の付属品の他、Office Personal 2019用のプロダクトキーが記載されたもの。
付属品その2
電源コードと、CPUグリスのナノダイヤモンドグリス OC7。
CPUグリスは今後CPUファンを取り外して掃除したのち取り付ける際に、グリスを差す必要があるため大切に保管しておきます。
今回購入したのはパソコン本体のみで、ディスプレイ、キーボード、マウスは注文したなかったので付属品は非常にあっさりした内容となっています。本当に最低限しか入っていない感じ(笑)BTOパソコンらしい内容ですね。
せめてSATAケーブルの1~2本くらいはオマケで付属してくれてると有難かったかな。
ガレリア 購入レビューまとめ
BTOパソコンと言えば、ドスパラ。ドスパラと言えばガレリア。というほどBTOパソコンでは高いネームバリューとそれだけの実績と高い評価を得ているだけあり、本当に買って良かったと思える高い満足感。
高い拡張性は言うまでもなくガレリアKTケースのデザインが高級感がありそして素直にカッコいい!
そして構成に対して他のBTOパソコンメーカーと比べて価格が安いです!今回購入した構成を、全く同じ構成で他メーカー比較すると1~2万くらい安かったのが決め手となりました。
(※時期やカスタマイズ構成によって違うので、必ずではありません。逆に高い場合もあるでしょう。ちゃんとご自身で比較してみて下さいね。)
また届く前、設定や設置、前パソコンからのデータ移行など面倒だなあと届いてからすぐに段ボールから出さずに2週間ほど放置してましたが(笑)、このケースのとっつきやすさで設置は本当に簡単でした。
これからBTOパソコンを検討しているなら、ゲーム目的でなくてもガレリアをオススメしますよ!
SATAケーブルの1~2本オマケで付属するともっと良かったですが(笑)
以上、ゲーミングPC「GALLERIA(ガレリア)」購入レビューでした。