エディ・スリマン(Hedi Slimane)によるCéline(セリーヌ)「CELINE」の5シーズン目となる2021年春夏メンズコレクションが2020年7月29日(水)(現地時間)に発表。「THE DANCING KID」をテーマに掲げユース像を体現するべくエディが解釈したEボーイファッションを披露。メンズ59ルック&コレクション動画そしてSNSまとめ!
目次
Hedi Slimane named Artistic, Creative and Image Director of CÉLINE
エディ・スリマン(Hedi Slimane)とは?
1968年7月5日生まれでフランス出身のファッションデザイナー。
パリ政治学院を卒業後、エコール・ド・ルーブル(ルーブル美術学校)で美術と歴史を学んだ後、ファッションデザイナーとしての服作りは独学で学んだという自身のキャリアは美術がバックボーンとなっている経歴の持ち主。
その後「ジョゼ・レヴィ」でファッションディレクターを務めた後、ジャン・ジャック・ピカールの下でアシスタントを務めその才能を開花し、ついには1997年に、「イヴ・サンローラン・リヴ・ゴーシュ・オム」のディレクターに就任した。
そのイヴ・サンローランでファッション業界から一躍脚光を浴び”エディ・スリマン”の名が世界に知れ渡ることに。そして2001年からご存じの「ディオール・オム(DIOR HOMME)のデザイナーとして世のファッショニスタを魅了していくこととなる。
そして2018年、Céline(セリーヌ)の新ディレクターに就任。2018年9月28日(現地時間)2019年春夏パリコレクションでエディ・スリマンによる新生セリーヌが誕生。ブランドロゴも「CELINE」へ改められた。
そして2020年7月29日(水)(現地時間)エディ・スリマンによる新生セリーヌ。2021年春夏メンズスプリングコレクションを新型コロナウイルスによる世界的影響でオンラインでの無観客ショーとして開催されました。
CELINE HOMME SPRING 21 COLLECTION ランウェイ動画
フランスのモーターサーキットを会場に無観客で開催された、今季コレクションはTikTokから発信され話題となった22歳のカナダ人ラッパー Tiagzの楽曲「My Name Is Tiago」をサウンドトラックに採用し12分間のフィルムをブランドの公式サイトとSNSで配信。
「TikTok(ティックトック)」カルチャーにインスピレーションを得て鬼才エディスリマンの再解釈により現代のEボーイファッションを体現した「THE DANCING KID」2021年春夏のメンズコレクション。
これまでの全身細身によるロックスタイルからついに脱したスタイルを提案してきた今季コレクションは往年のエディファンは受け入れられるか否かのテイストとなったが、筆者個人は今シーズンでようやく今までの焼き増しじゃないエディスリマンの新しいコレクションが見ることができたと率直に思います。
アイテム単体を見るとエディスリマンが得意とするライダースモチーフだったり、リアルクローズなアイテムに見えてスパンコールを多用したキャデラック商品だったり、クラッシュ加工のジーンズやジャーマンスニーカーなどこれまで培ってきたエディ独自のアイデンティティーを上手く現代のトレンドと、テーマに掲げたEボーイファッションと融合させた素晴らしいコレクションだと感じます。
これまでの70年~80年代のスカモッズやグランジ、カジュアルに昇華されたグラムロックのスタイルもテキスタイルとしてその名残も見せつつボトムスもスキニー一辺倒ではなく、特にレディースでトレンドのハイウエストストレートデニムやほどよく太くゆとりがあるペグトップシルエットのアンクルパンツをチェック柄や柄物へ落とし込み、同じく派手めな柄物ショーツも多用してこれまでにないシルエットバランスで新しい領域を見せてくれたエディスリマン。
一見、スタイル的には10代から20代に好まれそうなスタイルに見えるが90年代や2000年代のファッションを懐かしむ世代にも堪らないコレクションとなったのでは無いでしょうか。
CELINE HOMME SPRING 21 COLLECTION 全59ルック
SNS(Twitter)まとめ
Hedi SlimaneのCelineの2021SSのメンズは彼のSaint Laurentデビューより実は衝撃の震度が深くてE-boysという確かに彼と相性のよさそうな着想源とはいえ雑多な要素をここまでシンプルに美しく見せてしまうアレンジとスタイリングの才覚に改めて驚愕してしまうのでありました。https://t.co/f7kYAKpJrV pic.twitter.com/bMU5jhLGRw
— koso (@koso) July 30, 2020
CELINE 21ssは今までのCELINEが好きな人からしたら、うわって思うかもしれないけどSLP 16ssみたいな割りかしエディスリマンが好きな西海岸のスケーター的な着こなしだったりテイストが今回の21SSに含まれてるので、割りかし納得です。チェックシャツの使い方とかもエディらしいです。 pic.twitter.com/YR3NtUdPFt
— すぴか (@iii_aky) July 29, 2020
推しに着てほしいCELINE Men’sの夏 pic.twitter.com/hV6IG4lnYP
— きろく (@cybaby) July 30, 2020
Celineの”THE DANCING KID”は
絶対にホソクさんに着てほしいし、これでステージに立ってほしい pic.twitter.com/1gYp3V5BCm— lil (@_ayo_suga_) July 30, 2020
エディスリマンのセリーヌマジでかっこいいな
— 糸帛 (@koki99sky) July 30, 2020
今までのCELINEのエディスリマンじゃないだけで普通にカッコイイと思ったわ〜 pic.twitter.com/j53VDeTFc7
— アボカド (@kazuki88691825) July 30, 2020
嘘だろエディスリマン…ここで…ここに来て…なんてことを…天才怖いわ
— けんてぃ🎸👻🐟 (@knt_oan) July 31, 2020
エディスリマンなりの太めパンツ細ぇ〜 pic.twitter.com/LQNqSSTfnM
— ふじわら (@syungiku_uma) July 30, 2020
少年性の描写においてエディスリマンの右に出るやつはいないなと改めて
— orphe (@orphechin) July 30, 2020
もはやCELINEっていうロゴを使ってるエディスリマンっていうブランドじゃん笑
— YuukiNonaka (@Y_Ndrum) July 30, 2020
サンローラン時代より更にストリートなCELINE Homme21ss。
賛否別れるのはまぁわかる。
でもよく見るとチェックシャツ、デニムを見るとやっぱエディスリマンって感じ。
着る着ない別で個人的には好き。 pic.twitter.com/l8ZbiHwKYL— ●ナベ● (@yujinabebe) July 30, 2020
エディスリマン、やっぱりその時々の時代を作り上げる人だなぁ。でもスキニーライクなスタイルは変わらず、一発でエディのデザインだとわかる
— カワズ on the bird (@MrBoilingFrog) July 30, 2020
こんな乾き切ったスタイルの中に南京錠ブチ込むセンスよ
天才にしかこんなの編み出せんわ
はあああああ天才
エディスリマンはヤバい
語彙力消える pic.twitter.com/FXFJN7mU7P— けんてぃ🎸👻🐟 (@knt_oan) July 31, 2020
エディ・スリマン(Hedi Slimane, 1968年7月5日 – )
略歴
フランス・パリにおいて、チュニジア系の父親とイタリア系の母親との間に生まれた[3]。
- 1988年 – パリ政治学院を卒業後、エコール・ド・ルーブル(ルーブル美術学校)で美術と歴史を学ぶ。
- 1990年~1997年 – ジョゼ・レヴィのメゾンやジャン・ジャック・ピカールの元で働く。
- 1997年 – イヴ・サンローラン・リヴ・ゴーシュ・オムのディレクターに就任。
- 2000年 – クリスチャン・ディオールに招かれ、ディオール・オムのディレクターに就任。
- 2007年 – 2007-2008 A/Wコレクションを最後にディオール・オムのクリエイティブ・ディレクターを退任。後任にはスリマンの元アシスタント、クリス・ヴァン・アッシュが就任。
- 2012年 – 3月7日、イヴ・サンローランのクリエイティブ・ディレクター就任を発表。今回は、メンズ・ウィメンズの全コレクションを統括する。ブランド名を「サン・ローラン・パリ」(サン・ローラン)とし、ネームロゴも一新した。
- 2016年 – 4月1日、サン・ローラン・パリのデザイナーを退任。
- 2019年春夏より、セリーヌのチーフデザイナーに就任。
出典:Wikipedia