楽天株式会社が運営するフリマアプリサービス「ラクマ」の販売手数料がサポート体制のさらなる拡充を図るためを理由に2021年1月13日(水) より3.5%から6.0%へ値上げへ。PayPayフリマ、ヤフオク!、メルカリ、と販売手数料のほか送料も徹底比較!
目次
ラクマ
iOS、Androidで提供される楽天株式会社が運営するフリマアプリサービスの「ラクマ」
そのラクマはこれまで販売手数料が3.5%(税抜)(※税込 3.85%)と、他社の競合フリマと比較して一番安い手数料が大きな魅力でした。
それがついに悲報とも言える販売手数料の値上がりがアナウンスされました。
■改定日
・2021年1月13日(水) 00:00
■改定内容
販売手数料を以下の通り、改定。
改定前 | 改定後 |
3.5%(税抜)税込3.85% | 6.0%(税抜)税込6.6% |
✔販売手数料の改定理由としては…
「セキュリティの強化及びユーザーサポート体制のさらなる拡充を図るため」
との事です。
これまで他社と比較すると良心的なほどの圧倒的な格安手数料で、その恩恵は高額になればなるほどその差は歴然の高いユーザービリティから、出品する出品物によって他社とラクマと使い分けていた人も多いハズ。
それだけに値上がりが決定してしまったことは非常に残念ですが、理由に掲げているセキュリティの強化やサポート体制、定期的なキャンペーンやサービスのさらなる拡充に期待しましょう。
ラクマ、PayPayフリマ、ヤフオク!、メルカリ、のサービス比較
それでは改めて改定する販売手数料を含めて送料など、それぞれサービスを他社フリマと徹底比較していきましょう。
販売手数料
ラクマ | PayPayフリマ | ヤフオク! | メルカリ |
6.6% | 10% | 10%
8.8%※プレミアム会員 |
10% |
6.6%(税込)へ値上げされるものの、それでもまだ他社と比較しても一律3.4%※2のアドバンテージがあり販売手数料最安値の地位は守られています。
※2ヤフオク!プレミアム会員との比較では2.2%差。
銀行口座への振込手数料
ラクマ | PayPayフリマ | ヤフオク! | メルカリ |
210円
※1万円以上で楽天銀行のみ無料 |
100円
※ジャパンネット銀行のみ無料 |
100円
※ジャパンネット銀行のみ無料 |
通常振込 200円
お急ぎ振込 400円 |
振込手数料で見るとやはりラクマとメルカリの価格に関係なく200円(210円)が高く感じてしまいます。
ヤフオクも以前は振込手数料は金額に関係なく無料でしたがPayPayの開始に合わせて100円となりました。
どのメーカーも振込よりスマホ決済サービスへチャージするよう促そうとしたシステム変更でしょう。
スマホ決済サービスへのチャージ
ラクマ | PayPayフリマ | ヤフオク! | メルカリ |
楽天ペイ(楽天キャッシュ) | PayPay | PayPay | メルペイ |
当たり前ですが、スマホ決済へのチャージは金額に関係なく無料です。
支払い方法
ラクマ | PayPayフリマ | ヤフオク! | メルカリ |
クレジットカード コンビニ 郵便局/銀行ATM 楽天ペイ d払い LINE Pay払い 携帯キャリア払い Paidy払い(翌月払い) 売上金 楽天スーパーポイント/キャッシュ ラクマポイント クーポン |
PayPay クレジットカード |
PayPay クレジットカード インターネットバンキング ジャパンネット銀行支払い コンビニ支払い 銀行振込 |
メルペイ メルペイあと払い クレジットカード コンビニ払い d払い(ドコモ) auかんたん決済 ソフトバンクまとめて支払い ATM払い クーポン |
✔大手企業の楽天が運営するだけあり、支払い方法の種類の多さは他社の追随を許さないほど豊富に選べるのもユーザビリティの良さのポイントですね。
配送方法
ラクマ | PayPayフリマ | ヤフオク! | メルカリ |
かんたんラクマパック(ネコポス/宅急便コンパクト/宅急便)ネコポス 宅急便コンパクト レターパックライト レターパックプラス ゆうパケット スマートレター クリックポスト ゆうメール 普通郵便(定形、定形外) ヤマト宅急便 ゆうパック ヤマト便 |
ヤフネコ!パック ゆうパケット(おてがる版) ゆうパック(おてがる版) |
ヤフネコ!パック ゆうパケット(おてがる版) ゆうパック(おてがる版) 普通郵便 クリックポスト ゆうメール レターパック ヤマト宅急便 |
ネコポス(らくらくメルカリ便) ゆうパケット(ゆうゆうメルカリ便) ゆうメール(着払いあり) ゆうパケット レターパック 普通郵便(定形、定形外) クリックポスト 宅急便コンパクト(らくらくメルカリ便) 宅急便(らくらくメルカリ便) ゆうパケットプラス(ゆうゆうメルカリ便) ゆうパック(ゆうゆうメルカリ便) 宅急便 クロネコヤマト(着払いあり) ゆうパック(着払いあり) |
✔配送方法も支払い方法同様に豊富に選ぶことが出来ます。
配送料金(送料)
ラクマ | PayPayフリマ | ヤフオク! | メルカリ | |
ネコポス | 200円 | 170円 | 170円 | 175円 |
宅急便コンパクト | 530円 | 380円 | 380円 | 380円 |
宅急便60 | 800円 | 700円 | 700円 | 700円 |
宅急便80 | 900円 | 800円 | 800円 | 800円 |
宅急便100 | 1150円 | 1000円 | 1000円 | 1000円 |
宅急便120 | 1350円 | 1100円 | 1100円 | 1100円 |
宅急便140 | 1500円 | 1300円 | 1300円 | 1300円 |
宅急便160 | 1500円 | 1600円 | 1600円 | 1600円 |
ゆうパケット | 179円 | 175円 | 175円 | 200円 |
ゆうパック60 | 800円 | 700円 | 700円 | 700円 |
ゆうパック80 | 900円 | 800円 | 800円 | 800円 |
ゆうパック100 | 1150円 | 1000円 | 1000円 | 1000円 |
ゆうパック120 | 1350円 | 1100円 | 1100円 | 非対応 |
ゆうパック140 | 1500円 | 1300円 | 1300円 | 非対応 |
ゆうパック160 | 1500円 | 1600円 | 1600円 | 非対応 |
ゆうパック170 | 1500円 | 1800円 | 1800円 | 応非対 |
✔送料に関しては残念ながら、ゆうパックの170サイズ以外、全て最高値という結果でした。
ただし、サイズによって数十円~100円ほどのほとんど誤差のものもあり、出品物の出品価格によってはさして気にならない差と言えるでしょう。
ラクマ 総評
値上がりすると言ってもそれでも最安値の販売手数料に、豊富に選べる支払い方法と配送方法。ラクマが他社と比較して優位になるアドバンテージはまだまだ大きいと言えます。
例えば、出品価格が30,000円。サイズ100で送料出品者負担だとするならば、
●ラクマなら販売手数料は1,980円。送料1,150円。
➡販売利益は26,870円となります。
他社と比較すると、
●PayPayフリマなら販売手数料は3,000円。送料900円。
➡販売利益は26,100円。
●メリカリなら販売手数料は3,000円。送料1,000円。
➡販売利益は26,000円。
という事になり、販売利益が一番高いからです。
販売手数料の差は言うまでもなく金額が高ければ高いほど差がつくので高額なものほどフリマで出品する意義は大きいですね!
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