2015年ユニクロアンドルメール 第1弾の秋冬コレクションを発売以来、絶大な支持を得ている、UNIQLO(ユニクロ)と、クリストフ ルメール(Christophe Lemaire)によるコラボレーションプロダクト。2016年秋冬からは、Uniqlo U(ユニクロU)に名称を変えてさらに人気を獲得。契約を5年間継続が決定したルメールの魅力とは?その魅力に迫りたいと思います!
Christophe Lemaire
ブランドのはじまり
1990年、クリストフ ルメールが自身を冠した「クリストフ ルメール」のブランド設立。
クリストフ ルメールについて
ルメールはフランスのファッションブランド。
創業者のクリストフ ルメール(Christophe Lemaire)は1965年、フランスのブザンソンに生まれる。始めは文学を専攻。その後ファッションに転向。アトリエ・セーブルを卒業。
ティエリー・ミュグレー、イヴ・サンローランのデザインスタジオで働いた後、1986年~1990年の間、ジャン パトゥとクリスチャン ラクロワでラクロワのアシスタントとして経験を積んだ。87年、ギャラリーラファイエット財団賞受賞。Andam賞も2度受賞している。
1991年、自らの名を冠した「クリストフ ルメール」のブランド設立。レディースブランドを立ち上げる。1994年、メンズコレクションを発表。
管理人も大ファンの、ユニクロU。「Christophe Lemaire」(クリストフルメール)ラインの頃から、欠かさず購入してきました✨
ルメールラインで感じている事、つまり大ファンでいる理由というか要因は
「極めて普遍的なリアルクローズのアイテムを上品に鮮麗されて昇華させている」
という事なのです。
普遍的でトレンドに捕らわれすぎず、デザインが入りすぎないディティールデザインや、シルエットデザインがとにかく絶妙‼
ミニマムにトレンドを取り入れつつも長く使える普遍的で洗練されたアイテム。
それが、クリストフ・ルメールの「UniqloU」です。
クリストフ・ルメール率いるデザイナーチームがパリのアトリエからお届けする、ベーシックな服に革新をもたらすコレクション。
新しい素材や最先端の技術を取り入れ、他にない服のかたちを探求することで、
わたしたちの服を新しいベーシックへと創り変えていく。
Uniqlo U それは、ユニクロが目指すLifeWearの未来。
シーズンを追うごとに洗練されていくベーシックを極めたコレクションピースを展開。
上質なテキスタイルにアイテムクオリティをユニクロの商品力でファストファッションの本来ありえないくらいのプチプライスで、提供してくれる「Uniqlo U」(ユニクロU)
管理人の筆者がクリストフ・ルメールのディレクションに感じることは
「極めて普遍的なリアルクローズのアイテムを上品に洗練されて昇華させている」
ということに尽きます。
早いトレンドサイクルの中、ルメールのコレクションはとにかくシンプル。それが美しいまでに洗練されているので、シーズンが終わっても翌年もさらにその先も着ていけるデザイン。
もちろんトレンドもシルエットだったり、ワンポイントに止めるディティールだったりやりすぎない範囲で、ミニマムに上手く取り入れているから、普遍的なデザインにありがちな古臭さを全く感じない。
都会的でシンプルな大人のモードを楽しませてくれます。
ルメールの追求するファッションはとにかく無駄なディティールをそぎ落とし、そしてデザインの本懐である究極に美しいシルエットラインと、マテリアルそしてバリエーション豊富なカラーウェイ。
シルエット・マテリアル・カラーが三位一体となって織りなす珠玉のコレクションピース。それがクリストフ・ルメールがファッションに求めたもの、そして出した答えだと思いました。
パートナーシップの歩みと歴史。
2015年 ユニクロアンドルメール 第1弾の秋冬コレクションを発売
2016年 ユニクロアンドルメール 第2弾の春夏コレクションを発売
2016年 ユニクロ パリR&Dセンターのアーティスティックディレクターに就任
【ユニクロ・パリR&Dセンターについて】
ユニクロのパリR&Dセンターは、その地域のファッション動向やライフスタイル、新素材の情報などを調査し、商品開発やコンセプト・デザインなどを研究開発する拠点です。パリR&Dセンターは、東京・上海・ニューヨーク・ロサンゼルスと全部で5ヶ所あるユニクロのR&Dセンターの一つです。そのパリR&Dセンターで「Uniqlo U」を手掛けるデザインチームを構成するのは、名だたるファッションブランドで活躍してきた世界レベルのデザイナーや熟練したパターンメーカーで、各メンバーの専門技術を生かし、未来のLifeWearを創り出しています。
2016年 ユニクロアンドルメールから、Uniqlo U(ユニクロU)に名称を変更し第1弾の秋冬コレクションを発売
2017年 Uniqlo U(ユニクロU)第2弾の春夏コレクションを発売
2017年 Uniqlo U(ユニクロU)第3弾の秋冬コレクションを発売
“We want to enlighten your everyday.”
—Christophe Lemaire
あなたの日常を、より鮮やかなものに。
—クリストフ・ルメール
2018年 Uniqlo U(ユニクロU)第4弾の春夏コレクションを発売
2018年春夏コレクションは、春夏らしい鮮やかなブライトカラーのアイテムが登場。空や海からインスパイアされたブルーと、森や草花を意識したグリーンが、シーズンを通してのキーカラーで展開されました。
Uniqlo U Spring/Summer 2018 Interview_JP
高級感とは、服を身につけた時に感じるものだと思います。
着心地の良さはもちろん、動きやすさなどの機能性も重要です。
今シーズンは夏らしい気楽な雰囲気にインスピレーションを受けました。
明るく、鮮やかな色彩に惹かれたのです。
それらをしっかりしていて。
心地よく、より魅力的なものにしようと考えました。
着心地の良さ、実用性にも優れているというのは、
LifeWearコンセプトの基本的な要素にすぎません。
このコンセプトを理解できる、優れたデザイナーでチームを結成しています。
ユニクロのお客様のニーズから、
新たなソリューションを考えること。
これこそ、ユニクロのブランド意義だと考えます。
From Christophe Lemaire
2018年07月24日 ファーストリテイリングがクリストフ・ルメール氏とのパートナーシップ契約を継続。
ファーストリテイリングは、ユニクロ・パリR&Dセンターのアーティスティックディレクターであるクリストフ・ルメール氏とのパートナーシップを深め、契約を5年間継続したことが正式に発表されました。
株式会社ファーストリテイリング代表取締役会長兼社長 柳井正は、
「2年前、クリストフ・ルメール氏に、パリの新しいR&Dセンターの開設とUniqlo Uの立ち上げに参画していただきました。ルメール氏の才能と経験を生かしていただいたことで、Uniqlo Uのコレクションも、2シーズン続けて成功しています。今回は、ルメール氏とのパートナーシップをさらに深められることを、本当に誇りに思っています。新しいレベルでのファーストリテイリングとの関係が、LEMAIREブランドの、さらなる成長と発展にも役立つことを願っています。」とコメント。
クリストフ・ルメール氏のコメント
ユニクロとともに働くということは、私にとって、本当に刺激的な経験です。私は、柳井CEOの持つ “LifeWear”という哲学に、心から敬意を表します。私たちは、どのような服が、人々の日常生活にとって、民主的、機能的、かつ上質であるべきか、という共通のビジョンをもっています。私はこの2年間、私のチームと、パリのR&Dセンターで達成した仕事を誇りに思い、これからのUniqlo U商品の開発に、さらに興奮しています。
サラ‐リン・トラン氏のコメント
今回のパートナーシップは、LEMAIREというブランドとファーストリテイリングとの、密接な関係による進化ととらえています。私たちは、ファーストリテイリングと実りある成長を追求し、ファーストリテイリングからサポートと信頼をもって、このブランドを発展させ続けることを楽しみにしています。
出典:ユニクロプレスリリース
これで、まだ発表はされていませんが、Uniqlo U(ユニクロU)の2018年秋冬コレクションも確約されたと言っていいでしょう。
ユニクロとルメールは終わらない。いやまだ始ったばかり。これからもファッショニスタを熱狂させる普遍的で洗練されたリアルクローズなファッションを提供してくれるコラボレーションプロダクト。それが…
Uniqlo U
進化しつづける。
追求しつづける。
Uniqlo U それは、ユニクロが目指すLifeWearの未来。