ふかふかで保湿性が高く冬にはとても暖かい裏起毛のスウェットシャツ(トレーナー)やスウェットパーカー。そんな裏起毛ですが買ったばかりだと中のインナーにびっしりと抜けた毛がついてしまって取るのに大変な思いをした経験をした方は少なくないハズ?そんなお悩みの裏起毛の対処と洗濯する方法を詳しく解説しちゃいますよ。
裏起毛とは?
裏起毛とは、裏毛の表面を特殊な加工で毛羽立たせたもの。 繊維が毛羽立つ事により生地のボリュームが増し、空気を多く含む事が出来るため保温性が高くなります。 主に、冬物のパーカーやトレーナーに使われます。
出典:裏起毛とは – オリジナルTシャツ用語集 Tplant
春や秋、そして冬のインナーとしても欠かせないのがスウェット素材にによるスウェットシャツ(トレーナー)やスウェットパーカー。
毎年定番のアイテムで、カジュアルからトラッドまで幅広い着こなしで年代やスタイル問わず人気のアイテム。一枚での羽織りから冬のインナーまでもはやコーディートには必須のアイテムと言ってもいいでしょう。
そのスウェット素材でも春先や秋に着やすいのが「裏毛」。スウェットの裏毛をパイル状に編みこんだもので、タオル生地のようなループしているのが特徴です。
そしてもう一つが「裏起毛」。起毛したふかふかで保湿性が高く冬にはとても暖かく、さらに繊維が起毛しているので生地にボリュームが増すので見た目にも冬の着こなしにマッチしたボリューム感が出るのです。またパーカーならフードの立ちがいいのも特徴です。
そんな裏起毛ですが、特に買ったばかりだと(※商品差があるので全ての例ではありません。)裏側の起毛がまだ落ち着いておらず、毛羽立たせた毛から”毛が抜けて”、中のインナーにびっしりと抜けた毛がついてしまい取るのに大変な思いをした経験をした方は少なくないハズです。
特に白やグレーのスウェットに黒のインナー。ネイビーや黒のスウェットに白のインナーだと付着した”抜け毛”が目立ちますよね。
たいがいインナーは同色ではなく反対色でコーディネートしますから、スウェットを脱いだらびっしり毛がついててビックリした事もあるかと思います。
※真っ白な裏起毛の”抜け毛”が付着した黒のカットソー。
今回はそんなお悩みの「裏起毛の対処と洗濯する方法を詳しく解説」しちゃいますよ。
推奨する対処方法は買ったらまず1回洗濯する事です。
起毛加工で毛羽立たせたものは新品で買ったばかりだと、処理して払い落とすべき”抜け毛”がまだ大量に残っているので、その払い落とされていない残った”抜け毛”を洗濯することで一気に洗い流せるからです。
まずはスウェットパーカーを裏返しましょう。
そして洗濯する前にひと手間。登場するのは”コロコロ”。これでまず出来るかぎりの”抜け毛”を取っちゃいましょう。
こうしておけば、洗濯したとき洗濯機のゴミ取りネットに大量の”抜け毛”が溜まってしまうことも防げます。
コロコロが終わったら、”抜け毛”が洗濯機の中や他の洗濯ものに付く事を防ぐために”洗濯ネット”に入れて洗うために畳みましょう。
このとき、せっかくなのでスウェットの型崩れも同時に防止する意味で丁寧に畳みます。
そしてそのまま”洗濯ネット”に。また”洗濯ネット”は一番編み目が細かいものを用意しておいて下さい。編み目が大きいと”抜け毛”がすり抜けてしまうからです。”洗濯ネット”は100均のもので十分です。
”洗濯ネット”はスウェット用に一番サイズが大きいものを準備しておきました。もちろんスウェット以外にもいろいろ使い道があるので買っておいて損は無いです。(100円ですしね。)
そして洗濯機に投入します。これなら他の洗濯ものと一緒に洗濯しても全く問題ありません。
そして登場するのは、洗濯ものに優しいエマールを使いましょう。他の洗濯ものと一緒に洗うのでキャップ一杯(40ml)を投入しました。
そして必需品なのは柔軟剤です。洗濯したあとの起毛の毛羽立ちを優しく保湿して抑えてくれます。
洗濯が終わったあとの”裏起毛”スウェットパーカー。裏返したあとのこの状態で干します。
表面に”抜け毛”の塊がところどころに残っているので、濡れた状態なら簡単に取れますから干す前に丁寧に取ってあげましょう。そして干して乾いたら終了です。
これで大半の”抜け毛”が処理出来てインナーに毛が付きにくくなったと思います。これでもまだ”抜け毛”があるなら同じ工程を1~2回繰り返せばほとんどの”抜け毛”を落ち着かせられますよ。
せっかく気に入って買ったスウェットパーカー。快適に着用してオシャレに着こなして下さいね!
裏起毛スウェットパーカーの毛が抜け、毛がつくときの対処と洗濯方法を解説
でした。