GU(ジーユー)が消費者のリアルなファッショントレンドを独自に調査、研究を行う「リアルファッションラボ」夏から秋へと季節の変わり目に「衣替えに関する調査」を実施。女性視点で「衣替え」にまつわる悩みを調査。衣類を入れ替えるとき一番の悩みはやっぱり収納の問題。そして不要になった衣類の処分は?今回も参考になる調査結果を公開!
目次
「YOUR FREEDOM 自分を新しくする自由を。」がブランドメッセージのGUが、消費者のリアルなファッショントレンドを独自に調査、研究を行う「リアルファッションラボ」
衣替え(ころもがえ。衣更え、更衣とも表記)は、季節の推移に応じて衣服を替えること。また、そのために衣服の収納場所を変更することも指す。
衣替えの目安は、一般に6月1日と10月1日が「衣替え」の日となっています。もちろんあくまで基準なので家庭や環境によっても差異はあるかと思いますが、夏から秋への衣替えでは20℃あたりが目安となると思います。
Tシャツやカットソーだけで過ごすことが多かった夏から秋になると、ウール素材のシャツや、セーター、スウェット、アウターと重衣料の出番になるでしょう。
そして、GUの今回の「衣替えに関する調査」では季節の変わり目に衣服を仕分けし、汚れを落とし、正しくしまう行為を指す『衣替え』
猛暑だった夏も終盤にさしかかり、徐々に秋服の出番が増える中、衣替えに関する消費者の意識のみならず、不要になった衣服の取り扱いや、売却後の衣服購入意欲など、消費者のリアルな実態が明らかになりました 。※ブログ内の調査は全て「GU リアルファッションラボ調べ」
1. 女性の 70%以上(73.1%)が衣替えを実施、衣替えにおける一番の悩みは「収納スペース」
一番多かった回答が過半数を超える62.5%もの女性が、「収納する場所やスペースが足りない」と回答。これは意外な事に今年来た服を翌年でも使用する事の表れとなる結果。おそらく大半持ちこす衣類は、肌着のブラトップやエアリズムなどインナーとして着用しているものにはトレンドがないため、来年でも問題なく使用出来ます。もしくはトレンドに左右されないデザインのものなど。そういった衣類が大半となるでしょう。だとしてもいかに日本国民が物を大切にしているかという結果にちょっと心がほっこりと温まりました。
そしてそれに次ぐのが「必要/不要な衣類の判断ができない」これは間違いなくトレンドアイテムが占める内容だと思います。フリント物のカットソーやその年トレンドとなったシルエットやデザインの物が大半でしょう。ここで判断に困るならばオススメは売却可能なもの(換金出来る価値がある衣類)は価値が落ちないうちに売却し、売却不可能なもの(換金しても二束三文なアイテム)についてはいったんは来年に持ち越しておいて来年あまりにトレンド遅れだったなら来年処分するのが個人的には無難でオススメです。
そして「不用品が多い」ほかもっと詳細な悩みに続きました。
【調査概要】
・調査期間:2018/7/6~2018/7/18
・調査対象:ジーユーアプリ会員
・回収サンプル数:791 (※女性のみの回答)
・調査方法:オンラインでのアンケート調査
2. 衣替え時に不要になった衣服の売却方法は、古着屋/リサイクルショップ(65.8%)に次いで、「フリマアプリで売る(29.1%)」が上位に
ここで一番多かったのが7割近く65.8%も占めた「古着屋/リサイクルショップで売る」でした。これは「衣替えの際の不満や、困っていること/困ったことは何ですか。」とも関連すると思いますが、大半の人は売却してもあまり価値のないもの(プレミア価値がつかない商品又はアイテム)を大量な枚数をどんっと、まとめて売却しにいくことかと思われます。
もしくは二次流通価値(転売価値)があるブランド物(GUでも例外はなく「GU×キムジョーンンズ」や「セーラームーンコラボ」などはフリマで売却すればかなりのプレミア価格で販売も可能。)であってもフリマで売却するのはとても手間がかかるので面倒を嫌う人のどちらかでしょう。
そしてそれに次ぐのはガクンと比率は下がりますが、「フリマアプリで売る(メルカリ、ラクマなど)」が29.1%の回答。これは手間がかかっても少しでも(下手をしたら一着が数円、数十円)高く売却したい方。もしくは二次流通価値(転売価値)があるブランド物の売却でしょう。
そして「下取りサービス」や、「オークションサイト(ヤフオクなど)」が次ぎますが、この結果いかに今の個人売却はひと昔前はヤフオク一択だったのが、現在はフリマアプリが主流となり圧倒的なシェアを誇っているかが伺える結果でした。(管理人である私もこれからはヤフオクよりフリマアプリへシフトしていこうと心に誓う良い判断材料となりました(笑))
【調査概要】
・調査期間:2018/7/6~2018/7/18
・調査対象:ジーユーアプリ会員
・回収サンプル数:254 (※女性のみの回答)
・調査方法:オンラインでのアンケート調査
3. 女性の半数以上が衣服をフリマアプリや古着屋で売ったことがあると回答。
【調査概要】
・調査期間:2018/7/6~2018/7/18
・調査対象:ジーユーアプリ会員
・回収サンプル数:798 (※女性のみの回答)
・調査方法:オンラインでのアンケート調査
4. 古着を売却後に新たな衣服を購入する女性は約 65%
【調査概要】
・調査期間:2018/7/6~2018/7/18
・調査対象:ジーユーアプリ会員
・回収サンプル数:442 (※女性のみの回答)
・調査方法:オンラインでのアンケート調査
この結果から今やほとんどの女性がフリマアプリで不要な衣類を売却し、そしてその売却した売上は新しい衣類への資金にしているという結果でした。これはすごく妥当な結果だと思います。そしてこれから浮き彫りになった事は新しい衣類を購入するために少しでも不要な服をその資金に充当したいという誰しもが欲しい服を好きなだけ買えるわけではないという事実でしょう。その購入先がたとえリーズナブルでプチプライスなファストファッションだとしても、だと思います。これからファストファッションの業界に求められるのは、不要になった自社製品の買取りもしくは下取りサービスが熱望されると思います。ファーストリテイリングの広報の皆様いかがでしょうか?(笑)
衣替えの一番の悩みは「収納スペース」、不要な衣服を売ったことがある女性は半数以上、その女性の 65%が古着を売却後に新たな衣服を購入すると回答
~効率的に「スペース」と「軍資金」を確保してファッションを楽しむ傾向が明らかに~
やっぱり一番の問題は収納スペース。そして不要な衣服を売却しその「軍資金」を元手に新たな服を購入しファッションを楽しむという事でした。
やっぱりファッションもトレンドがある以上は常に自転車操業なんですね。新しい服を少しでも安く買いたい。そして新しい服を買うためにも不要な服を少しでも高く売りたい。お財布事情からしてみれば当然の結果と心理が明確になったと思います。
そして今がまさに衣替えの季節。来年に持ち越さないアイテムならば今からが不要な衣類の売却する季節だとも言えますね。
【リアルファッションラボについて】