「ユナイテッドアローズ」が2001年2月から展開していたファッション大好きな女子から大人気のウィメンズブランド「Another Edition」(アナザーエディション)が2017年秋冬をもってブランドを終了。全店舗を閉店し17年の歴史に幕を閉じる。店舗展開は大宮店1月8日~福岡店2月18日まで。オンラインは最終サイトが2月28日(水)までとなる。
目次
アナザーエディション(Another Edition)とは、国内有数の最大手セレクトショップ「ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)」が展開するウィメンズストアブランド。「ユナイテッドアローズ」の既存ショップや他のストアブランドとはまったく違ったテイスト(Another=別の、Edition=編集)をテーマに打ち出し、オリジナルブランドと国内外からセレクトした幅広いアイテムを取り揃える。
※画像は東京ルミネ立川店
Another Editionは、背景にカルチャーを感じる洋服を、東京の自由なミックス感覚で提案します。
象徴するアイテムは、デニム・ミリタリー・エスニック・スニーカー・プリントTEE。
新しい場所、未知との出会いを求めて出かけるあなたに。
17年に渡りファッション大好きなトレンドに敏感なファッショニスタの女子から絶大な支持を得ていたアナザーエディションは、主観的に見るとハイブランドや東京コレクションブランドのトレンドをより身近に落とし込み、最先端のファッションシーンをストア向けの価格帯で提供してくれる先鋭的なブランド。
ファッションが好きな女子でもよりファッションに対するこだわりや、最先端のトレンドを知っている女子に支持を得ているように見受けました✨
ブランド終了はSNS・ツイッターでも惜しむ声が多数。いかに愛されていたブランドかが伺えます
インスタグラム ハッシュタグ#anotheredition 61,817 posts
ハッシュタグ#アナザーエディション 11,755 posts
もの投稿があり「Instagram」(インスタグラム)上でも「インスタ映え」する女子ファッションとしても大人気?
これだけ多くのファッション女子から愛されていたにもかかわらず閉店してしまう背景はどういった理由があったのでしょうか?
2017年7月28日
当社一部事業の撤退に関するお知らせ
当社は、平成29年7月28日開催の取締役会において、下記のとおり一部事業の撤退を決議いたしましたのでお知らせいたします。
記
1.撤退する事業の概要
・ アナザーエディション
事業内容 :ウィメンズの衣料品および身の回り品の企画・仕入・販売
出店開始時期 :平成13年2月
店舗数 :12店舗(平成29年6月末現在)
売上高 :2,890百万円(平成29年3月期実績)2.事業撤退の理由
当社は、平成32年3月期を最終年度とする「UAグループ中期ビジョン」を平成29年5月に公表いたしました。当中期ビジョンにおいて、1つ目の戦略として「強い経営基盤の確立」を掲げており、その具体的施策の1つとして「不採算事業・店舗・取組の精査・見極めと実行」を掲げております。
当社グループの中長期的な成長と収益性の改善を図るため、上記の施策について討議を重ねた結果、過去からの業績推移や今後の見通し等から、スモールビジネスユニットに属する「アナザーエディション」および「ボワソンショコラ」の2事業について、2017年秋冬シーズンの終了をもって撤退することを決定いたしました。
なお、今後につきましても引続き、不採算事業・店舗・取組の見極めを継続してまいります。ユナイテッドアローズ公式プレスリリースから抜粋
http://www.united-arrows.co.jp/news/corp/2017/07/079246.html
プランドスタート当時2001年は失われた10年から日本が回復し始めた年でもあり、ストリートファッションブームが巻き起こった1990年代からハイファッションブームへ移った年でもあり、まさにハイファッションブームとなっておりアナザーエディションの価格帯はその当時ではかなりリーズナブルに最先端のトレンドを手にする事が出来ました。
しかし、それから2010年代に入りファストファッションがよりファッショントレンドの先進に軒を連ねるようになり、ファッション好きの主婦層や学生層などファッションに多くのお金を回せない事情からも、リーズナブルにファッションを楽しむインスタグラムで人気のハッシュタグ #プチプラ ※プチプライスの意味。 #プチプラコーデ ※プチプラで全身コーディネートをする事。
そのファッション業界全体がリーズナブルの方向へのシフトチェンジに伴い、アナザーエディションはいつの間には高額なほうの部類になってしまっていました。
それが、アナザーエディションからプチプラブランドへの客離れが起こり不採算事業となってしまったのではないのかな?と個人的に思います?
それでは、今一番気になるブランド終了の閉店スケジュール。