流行れば流行るほど廃れてしまうファッショントレンドサイクル。そのトレンドファッションにもその年、そのシーズン限りで世間を席巻するほど人気になるものから毎年定番で流行るものまでさまざま。定番だったハズが2020年に入って急に見なくなった(廃れた?)ファッションアイテム(独断と偏見100%で!)7選!
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本当に街で良く見た!今回は爆発的に流行ったシーズン限りのアイテムではなく、定番アイテムだったハズが急に見なくなったアイテムをあくまで管理人の個人的な独断と偏見100%で選出!
2020年春夏アイテムから廃れてしまったのか?定番ファッションアイテム7選をお届けします。
柔らかく軽い毛織物のフランネル素材のシャツ。いわゆるフランネルシャツ。アメカジ的にはネルシャツの呼び名で毎年定番のシャツとして展開しているファッションアイテム。
柄はグランジ的なタータンチェックやブロックチェックなどチェック柄で多くの人に着用されたアイテムです。
その中でもブロックチェック柄は、ユニクロ、ジーユーから毎年デリバリーしており老若男女問わず春や秋には遠くから見ても「ユニクロ」のブロックチェックシャツだ。とわかるくらい街で見るシャツですが、昨年秋あたりから急に見なくなってきました。
やっぱり上述したようにブロックチェックシャツと言えばユニクロと連想するくらい良くも悪くもユニクロイメージが強いアイテムになったことと、フランネルシャツ(ネルシャツ)自体がグランジファッションを代表とするアメカジアイテムで、トレンドファッションとして若者のアメカジ離れによりアメカジが廃れてきていることの影響でしょう。
ブロックチェックだけでなく定番の赤やブルーなどのアメカジカラーが強いタータンチェック柄に起毛素材のフランネルシャツ自体2020年に入って急に廃れてきているイメージがあります。
このボーダーTシャツもあらゆるメーカーから毎年デリバリーされている定番アイテムの一つ。本来マリンルックの一つですが、ボーダーの見た目の爽やかさと着るだけでオシャレに見えるアイテムとしてあらゆる層から着用されました。
このボーダーTシャツ、特に黒×白の細いピッチのボーダーアイテムが今年に入って全く見なくなってしまいました。
どちらかと言うとユニクロやジーユーより無印良品のイメージが強いボーダー半袖Tシャツですが、どのファストファッションからも大量にデリバリーされたことで世間一般に浸透しすぎてオシャレを意識していない日常着として着る層と街でかぶりまくったことがオシャレを意識する層から敬遠されだしたことが原因でしょうか。
一昨年前くらいまでトレンドファッションのテンプレになるくらいファッションシーンを席巻したデニムジャケット。
流行したのはデニムジャケットでもビッグサイズ(オーバーサイズ)で肩が大きく落ちるドロップショルダーシルエットを肩を落として着る「肩落とし」で着用されるスタイルでしょう。
もとは2017年頃のバレンシアガがランウェイでコレクションルックとして流行らせたものから一般的に爆発的に広まりましたが、さすがに流行りすぎたのか昨年の秋あたりから見なくなりました。
流行りすぎれば必ず廃れる。の典型的パターンとなったアイテムですね。
数年前からファッショントレンドを席巻したSupreme(シュプリーム)をはじめとするストリート・スポーツ系ファッション。それらのストリート系ファッションがこぞってリリースしトレンドなったのが、まんまブランド名とブランドロゴをグラフィックプリントとしてあしらったロゴものTシャツが大流行しました。
さらにそのロゴプリントも極端にデフォルメされTシャツいっぱいに大きくプリントされたロゴTシャツを一般的にロゴドンと呼ばれ(※ロゴが大きくド~ンの意。)、上述のシュプリームのほかザ・ノース・フェイス、ナイキ、アディダス、VANS、他ハイブランドなどのストリート・スポーツ・ハイメゾン系ブランドのものが好まれ着用されていました。
しかしロゴドンはさすがに派手すぎたのか、その反動で昨年あたりから無地が主流のノームコアへ流れがシフトしていき、一気に廃れた感があります。
ロゴTシャツのみならず数年前に一世を風靡したロックバンドTシャツを代表とするグラフィックがプリントされたTシャツ自体も見なくなった印象です。
こちらはレディース限定ですが、裾にかけて太くなっていくAラインシルエットのワイドデニムパンツも廃れた感があります。
レディースではシルエットが太いデニムパンツは今年も人気のトレンドアイテムですが、トレンドとなるシルエットは年々変化していき、昨年のユニクロのカーブパンツに、ジーユーのコクーンシルエットジーンズ、今年はハイウエストストレートデニムと、太いシルエットは変わらずですが、太いのは腿から膝下にかけて裾はそのままストレート、もしくは細くなっていくのが今年のトレンドシルエットです。
似たようなシルエットでも毎年微妙にトレンドになるシルエットは変化するので、常に最先端のトレンドシルエットをキャッチしていきたいですね。
スカンツとは、一見スカートに見えるパンツの事でしなやかでドレープのある素材でタックが入り、ボリュームのあるシルエットで股からわれたパンツをスカートみたいに見せるファッションアイテム。そしてガウチョは裾に向かって広がったシルエットでひざ下丈から七分丈くらいのパンツを指します。
どちらも共通のするのはワイドデニムパンツ同様、裾にかけてワイドになっていくAラインシルエットです。
レディースのシルエットトレンドが上述したようにコクーンシルエット(繭のような)やストレートシルエットへの変化していったことで、かつてトレンドとして流行したAラインのワイドシルエット自体が流行遅れになっていった印象です。
クラッシュ加工が膝を中心に大きく入ったデニムジーンズもついに廃れたのかメンズ、レディースともに見かけなくなりました。
ここで言うデニムジーンズはブルーデニムの事で、黒のブラックスキニーは今も定番として着用され続けておりコットンツイルのブラックスキニーに加工されたクラッシュスキニーは含まれません。
ブルーデニム自体が若者を中心に傾向として見られる「デニム離れ」から、特に派手に大きくクラッシュされまくったアイテムが上で紹介した派手なロゴドンTシャツとともに廃れてつつある印象です。
特にレディースで流行ったワイドデニムの前面にほとんど足が見えるくらいに股下から膝下までクラッシュが入りまくったデニムは街でもかなりよく見かけていたため流行りすぎたのかさすがに見なくなりました。
今年デリバリーされているクラッシュデニムはメンズならブラックスキニーの膝だけにとどまるものや、レディースならクラッシュ加工が控えめになったストレートシルエットのデニムにトレンドの名残から継続されているくらいでしょう。
トレンド=流行になれば必ずその流行には終わりが来る。流行がすればするほどトレンドは短命となり廃れたときには一気に廃れてしまうのがトレンドサイクルです。これは避けられないこと。
けれどその年シーズンで爆発的にトレンドなるアイテムのみならず、定番と思われたアイテムですらあまりに世間一般で着用されすぎて街でかぶりまくれば残念ながら廃れていってしまっています。
また同じようなアイテムでもその年でシルエットが変化したり、素材のトレンドもあったりと毎年着える服はなかなか無いのが現状でしょう。
その中でオシャレを楽しむならSNSの情報だけに踊らされず、実際はどんなファッションがトレンドなのか街行く人をよく観察しリアルなトレンド情報をキャッチしていって下さいね。
というわけで独断と偏見で、
2020年見なくなった(廃れた)トレンド定番ファッションアイテム7選
でした。それではまた別の記事で!