Windows 10(ウィンドウズ テン)などのパソコンで電源ボタンを押しても電源は入るもののHDDランプが点灯せず真っ黒な画面のままBIOSすら起動しなかったことがありました。解決法は原因によって様々ですが自力で復旧させた対処方法を解説。これで解消する可能性が高いと思われる解決方法を教えます!
パソコンの電源をつけて起動させようとしたとき、電源は入るしCPUのファンも回っている、電源ファンも回っているのに画面が真っ黒のままいつまでたっても起動しない。
HDDランプが点灯せずBIOSすら立ち上がらない。
そんな経験を最近しました。
そのとき自力で対処し無事起動することが出来ました。
そのときの方法で解消する可能性が高いと思われる解決方法を解説したいと思います。
「OSが全く起動しない」そんなときマザーボードのLEDランプが点灯しているならまずマザーボードの故障を疑うまえに対処してみたいのがマザーボードのボタン電池。
実はマザーボードにボタン電池があることも知らない(気が付かない。)方がほとんどだと思います。
筆者も今回の事態に陥るまでその存在を知りませんでした。
マザーボードのモデルにもよりますが、グラフィックボードの奥にあるのでグラボを外すとボタン電池の存在が確認できます。
ボタン電池の寿命は3~4年と言われていますが、マザーボードが新しくてもボタン電池がどれくらい前のものかはわかりません。
また、ボタン電池の寿命以外でもOSどころかBIOS自体が起動しないのであれば、まずボタン電池を外し、CMOS(シーモス)クリアを試してそれでも起動しないならボタン電池自体を交換してみると起動する可能性が高いです。
もしCMOS(シーモス)クリアを試しても起動しないならば、ボタン電池自体を交換してみて下さい。
マザーボードに使われているボタン電池は、たいがいどこのコンビニでも取り扱っている「CR2032」です。
画像はパナソニックのもので2個セットで600円くらいでした。
ダイソーなどの100均でも売っていると思いまが、せっかくマザーボードに取り付けるなら出来るだけ高耐久・高品質ものをオススメします。
※ボタン電池の交換のさいは必ず電源をオフにしてから行ってください。
ボタン電池はピンで軽く引っかかっているだけなので、マイナスドライバーなどで下に押せば簡単に外れます。
外したら新品のボタン電池へ交換しましょう。
パソコンで電源を入れて起動するか確認してみて下さい。
しかし、これでも起動しないならば…
※筆者はボタン電池の交換でも起動しませんでした。
ボタン電池を交換し電源を入れたら、この画面でエラー?メッセージが表示されました。
PLEASE POWER DOWN AND CONNECT THE PCle POWER CABLE(S) FOR GRAPHICS CARD
直訳すると
電源を切り、グラフィックカード用のPCle電源ケーブルを接続してください。
え?
グラフィックカード用のPCle電源ケーブル?
※これが正常なグラフィックカードの状態。
※今回、OSどころかBIOSも起動しなかったときのグラフィックカードの状態がこちら。
気が付きましたか?
そう、筆者が使っているパソコンのグラボには補助電源が付いていたんです。
そして今回の起動しない状態の前日に、実はパソコン内を掃除するためにうっかりグラボの補助電源プラグを抜き、掃除が終わって電源プラグをはめるのをうっかり忘れてしまっていました(笑)
このグラボの場合は補助電源は8ピンなので差し込むプラグは6ピン+2ピンです。
8ピンの補助電源へ差し込むために6ピン+2ピンをはめ込める状態に合わせてからしっかりはめ込んで下さい。
グラボに補助電源のプラグをはめ込みました。
これでようやくパソコンが起動するハズです。
HDDランプ付きました(笑)
無事パソコンが起動しました!
結果、筆者のケースの場合は補助電源を抜いたままうっかり忘れてしまっていた事でした。
今回ご紹介した方法はあくまで解決方法の一つです。
こういった症状で起動しない場合、まずは物理的な故障を疑うまえに落ち着いて冷静に一つ一つ対処してみる事です。
パソコンのコードやケース内の基盤を頻繁に抜き差しする方は、単なるうっかり電源コード抜いたことや筆者のようにグラボの補助電源を抜いたことを忘れはめ忘れているだけの「灯台下暗し」なことが本当に多いと思います。
なのでパソコンが、もしくはパソコンの内部パーツが故障したと嘆く前に、一度ひとつひとつ確認してみると良いでしょう。
筆者のようにそんなうっかり物忘れが原因で、実は簡単に復旧する可能性が高いと思いますよ(笑)
以上、
パソコンで電源は入るがHDDランプが付かずBIOSも起動しないの対処方法
でした。